寄る辺ない星の道しるべ (漆芸三人展)
会期:2021年8月26日(木)から9月5日(日)
月曜火曜水曜休廊
13時~19時 最終日17時まで
近藤 なつみ 杉本 小百合 藤田 柚子
身体一つ心一つで生まれ落ちた私たちは、何を頼りにこの拠り所の無い星を生きるのだろうか。
信じること、確かめること、慈しむこと。
生きる場所や時代が変わっても悠久の時を通し繰り返されてきた人間の営みを、寄る辺のない星の上で生き抜くための道しるべとして捉え直し、漆芸作品の姿で表現します。
金沢で出会った3人が描き出すそれぞれの視点を是非お楽しみください。
近藤なつみ Natsumi Kondo
1994年 東京出身
2019年 金沢美術工芸大学工芸科漆・木工コース 卒業
現在 東京にて制作
制作コンセプト
少しだけ心を落ち着かせて、「お茶でもしませんか?」
忙しい日々の生活の中で、忘れかけていた豊かな時間と空間を思い出させてくれる、丁寧に満たしてくれる。モノで溢れた現代において、世界に一つしかない、本当に大切な付加価値を時間と共に育てる。永く愛用して、馴染み、変化し、お直しをして、また愉しむ。
そうなり得る漆芸作品を制作しています
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杉本 小百合 Sayuri Sugimoto
略歴
1996年 滋賀県出身
2021年 金沢美術工芸大学 工芸科漆木工コース修了
現在 金沢卯辰山工芸工房にて制作
2020年 石川国際漆展
2021年 個展「NEW MOON」(金沢)
コンセプト
目に見えないが確かに存在するもの(宗教や国家、時間といった)を信じ、考え、物語ることが出来るという人の性質に興味があり、人がどう世界を捉えて理解してきたかをテーマに銀の研ぎ出し蒔絵のパネルをメインに制作を行っています。
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藤田 柚子 Yuko Fujita
略歴
1994年 北海道出身
2019年 金沢美術工芸大学工芸科漆・木工コース卒業
現在 金沢美術工芸大学美術工芸研究科工芸専攻漆・木工コース在籍
2020年 2人展 「lab.94-0」
2020年 国際漆展
自分自身と世界の実在を指先から確かめるための媒体として、触覚を強く刺激する漆という素材を用いカバンを始めとした身の回りの小物を制作しています。
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