春の息吹を纏う ‐井上 藍 杉原 倫子 二人展‐

春の息吹を纏う ‐井上 藍 杉原 倫子 二人展‐


会期:2023年4月13日(木)から4月23日(日) 

   月火水休廊

   13時~19時 最終日は17時終了

  井上 藍(染色) 杉原 倫子(ガラス)


井上 藍 Ai Inoue

作品テーマは生命の始まり。

植物が生えてくる様子等をモチーフに描きます。これらのモチーフは、抽象的・偶発的にできるデカルコマニー模様から出発します。

偶発的にできるデカルコマニー模様から、具象的なモチーフへと変化する様子は、形のない生命から何かが生まれ育つ“生命の始まり”を意味します。

デカルコマニー模様は見る人によって様々なイメージを与える模様であり、“想像の原点”のように考えています。

着物等を染める際に使用する友禅技法と、絵画技法であるデカルコマニー技法を組み合わせ、作品を制作しています。

現在は金沢を拠点に活動中です。

〇経歴

1991 京都府生まれ

2015 金沢美術工芸大学 美術工芸科 工芸専攻 染織コース卒業

2015-2016 インドで絵を描く

2018 金沢美術工芸大学大学院 美術工芸研究科 染織コース修了

    金沢卯辰山工芸工房 入所

2021 金沢卯辰山工芸工房 修了後、金沢市内にアトリエを構え制作


杉原 倫子 Michiko Sugihara

春は小さな花や土筆を見つけて、春が来た!と心が躍り、四つ葉のクローバーを見つけると良いことあるかも!と期待します。

夏は川や海をじっと覗き込んで魚がいないか探します。

秋は紅葉を見て色彩の多さに驚き、どこかで動物が冬支度のためにせっせと走り回っているのを想像します。

冬はぎゅっと握って作った雪玉を見て、これってあのちっちゃい雪の結晶の塊なんだよな…と不思議に感じます。

そういう日常のふとした事を基に、金太郎飴の様な模様の入ったガラスパーツを用いて作品制作を行っています。

作品に込めた情景やお話を他者が共感して、心が和んだり、思わずくすっと笑ってしまったりする。

そんな温かみのある作品制作を心掛けています。

1988年 新潟県 生まれ

2011年 長岡造形大学 ものデザイン学科 工芸デザインコース 卒業

2013年 富山ガラス造形研究所 造形科 卒業

2017年 金沢卯辰山工芸工房 ガラス工房 修了

2018年~長岡造形大学 美術・工芸学科 非常勤講師

現在  金沢市を拠点に活動



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